眠るのが下手

眠るのが下手だと思う。


昔からそうだった。

寝なきゃいけないというのがまずだめだ。

何時に起きるから何時に寝なきゃ、というのを考えただけで嫌な気持ちになる。

カウントダウンを始めてしまうともうゆっくりできない。


行動を起こすことならできるけど、眠るのは意図的にすぐできることではない。


学校から帰るとスイッチが切れたみたいに寝ることがあった。

大人になってからもごくたまにあったけど、ほとんど眠くなるのを待つ。

その待ち時間がどんどん伸びていくと、焦り、ますます眠れなくなっていく。


今までひとから働きすぎと言われるような働き方ばかりしてきて、休日はまさに泥のように眠っていた。

寝付きは悪く、寝起きは悪い…。


最近は眠ることの重要性に気付いて科学的にはどうなのか調べたり、

自分の生活について鑑みるようになり、

いろんなことを試してみるようになった。


からだに関わることは実際にやってみないことには分からない。

睡眠のことはいまだに解明されていないことが多いそうで、

眠りのサイクルは90分刻みと言われていたけれど本当はそうではないらしいとか、

ゴールデンタイムなんか本当は無いらしいとか…

何が真実か分からないし、自分でいろいろやってみるしかない。


こういう事って、いいものが見つかっても時と場合によって通じなくなってしまうことがあって虚しい。

絶対に眠れる儀式や、絶対に眠くなる飲み物とかがあればいいのに。


眠ることはあらゆることから一時離脱できる素晴らしいことだと思う。

しかも身体が回復する。


なのに眠れないと、つらい。

眠るのがうまくなりたいと、日々切望している。