推しがいるということ
オタクの人に憧れている。
私が夢中になれるものが無いから。
私もオタクの方々のように楽しく過ごしたい。日々を充実させたい。
アニメを見たりはするが、グッズを買い漁ったりイベントに赴いたり、二次創作をしたり声優さんを追いかけたり…
したことない。
なんなら円盤を買ったこともない。
オタクの方々に憧れて、オタク生活を綴った漫画などを見て、どんなことをされて、どんなことを感じられているのかを知ることがとても好きだ。
つづ井さんが特に大好き。
あんなにあたたかな愛が溢れる生活をされていることが眩しい。
オタクあるあるとかを楽しむものなんだろうけれど、こんな生活してるんだああ楽しそう〜!!と、
キラキラでおしゃれな生活している人なんかよりよっぽど憧れる。
自分がそうなれればいいのに夢中になれないことに歯痒さを覚える。
声優さんのことを考えれば収入や日常生活などの現実を想像し、漫画のキャラクターのことを考えれば作者の存在を想像してしまうような夢を見れない体質だから。
推しがいるということは夢中になれるものがあるということ、
それしか考えない時間があるということだと思う。
どうしても暗い思考になる時がある。
そんな時、推しがいる人なら
この人のことを考えればハッピーになれる!この人のことで頭がいっぱいになる!
となるんじゃないだろうかと推測する。
なんて羨ましいのだろう。
ハッピーな時間をどれだけ長く保てるかが人生で大切なことだと思っている。
オタクの方は次々とハッピーを見つけられるみたいだ。
好きな人があちこちにたくさんいるようなものと想像する。
もしくは好きな人がずっと好きな人であり続けてくれるようなものと想像する。
それを虚しいとか気持ち悪いとか思う人が分からない。
オタクの人に混じれないけれど、憧れる世界を見るような目でいつも遠くから見ている。