泥のように

たまに「鬱っぽいな」と思う日がある。

起き上がれなくて、いつもなら楽しいことも、やらなきゃいけないこともやりたくなくて。

活字好きなのに文章を読むのも億劫で、嫌な気持ちにになることを呟かない人だけをフォローしているツイッター程度の短さや、今のしんとしたテンションに合う内容のものしか摂取したくなくて。

明るい光が妙に嫌に感じて部屋を暗くして。

体をぐんにゃりさせて横たわる。

 

鬱を経験したことはないが、誰でもなるものだから

線引きがされてないだけでこういう状態も「休むべきタイミング」なんだと思う。

 

ベッドの居心地を良くして、時間の経過を意識しないようにする。

時間は操れる。

無意味な時間を過ごしていると思うと無意味にどんどんと無くなっていく。

無限の時間を得て私は自分を回復していると信じると、ゆったりと過ごせ、数分でも有意義なものになる。

 

本当にやらなきゃいけないことなんてあまり無い。

それにいつか絶対やる気は戻ってくる。

 

深呼吸して自分の体を感覚する。

体の力を抜く。

こういう時は決まって自分が薄まっている時だから

自分の糧になるものを見聞きする。

動いたら楽になることも多いので、体と相談して軽く動く。

やりたいことから始めてみる。

頭が疲れすぎているなら気がすむまで眠るのもいい。

 

気が付いたら海の底に沈んでいたような日がある。

他の人にもこんな日があるのだろうか。

焦ると良くない気がして、自然に浮き上がるのを待つ日がある。