メガネの位置

電車に乗ったとき、つい見てしまう。メガネのかけ位置。

下がってる人が多い…。

気にならないの?と疑問に思います。

 

でも「メガネは下がるもの」と思ってる人もいるし、

メガネ屋に持ち込めばたいがい無料で直してくれることを知らない人もいる。

アフターサービスとしてHPや店頭に明記してるお店もあって、そういうことが分かるようにしてあるのはとても良いと思う。

 

メガネの正しい位置は決まっています。

測って決めた度数できちんと見えるように、レンズの中心を瞳孔の中心に合わせることが基本。

(一部のレンズでそうじゃない作り方をするものもあります。)

度数の強い人はよりシビアになり、見る位置が少し変わっただけでも大きく見え方が変わる人もいます。

 

遠近両用など累進レンズの場合はかける位置はもっと重要で、

合わなくなった、とか最近買ったけど見えないというメガネを見せてもらったら見る位置がおかしくなっただけ、という場合もありました。

 

売る側は当たり前と思っていてもお客さんにとっては知らなかった、ということはメガネに関しては多く起きます。

 

メガネの位置は見え方にとってベストの位置であり、

ひとから見て美しく装着できている位置にします。

そして尚且つ、長時間かけられる位置に固定します。

 

ひとから見て美しい位置、というのはだいたい

レンズの縦幅の半分より少し上に黒目がくるようになっていて

鼻筋がきれいに見えるようになっている感じでしょうか。

 

それを長時間固定のできる位置に合わせるのが難しいんです。

フィッティングや調整と言われる技術で、

人の顔とメガネの形状などにより臨機応変に考えないといけないので経験が必要です。

また、メガネを使用する人の装着感の好みもあるので難しい。

 

ちなみに購入段階からよく考えないととても使い心地が悪いメガネを買ってしまうことになる場合も多々あります。

メガネを良いように固定しにくい顔・頭・耳の人がいるんです。

使い心地良くなるメガネを選択してもらえれば良いのですが、

通販や接客無しで買うとこういう問題が出る場合があるので注意していただきたいです。

技術にも限界がありますので…。

気にせずかけてる人も多いですけどね。